フランスで起業をするということ(5)フランスの洗礼。

開業

公開日:13年08月27日
こちらは以前書かれたエントリを転載加筆したものです。

必要な予算がわかり、いそいそと帰国した私。
契約に向けて必要なこと、お金の用意を始めます。
お金はありませんでした。

しかしながら、何人か友人が出資をしてもいいよと言ってくれた上、
両親にお金を借りられることになりました。

わたし

お金集まりましたけど、どうしたらいいですか?

不動産屋さん

え、ほんとに?(集めると思ってなかった…。)

みたいな感じでした。
全然信用されてない感満載です。

それも当然です。
先方からしたら、フランス語も話せない、飲食店経営経験もない、
わっかい小娘が乗り込んできて、フランスならではの営業権を買えるとは、
1ミリも思わなかったでしょう。

そして話が進み、契約のために再度渡仏することに。
バカンス終わりの8月末からパリに行くことになりました。

わたし

こんにちはー着きましたー!契約契約〜♪

不動産屋さん

あ、契約なんだけど、先方(売り側)の弁護士さんがまだバカンス中で、資料が全然届いてないんだよーあははー

わたし

え・・・・どゆこと・・・・

不動産屋さん

今年の夏は、最初雨ばっかりだったからさーバカンスずらして取ったみたいでーしょうがないよね!

わたし

・・・・・。

こんな軽くはなかったですが、ほぼほぼこんな内容。

結局わたしは何もすることなく、
何もできず、ただドミトリーのおばちゃんと仲良くなるだけで、
パリを後にしたのでした。
ほんとに、このときのパリの記憶がありません…。

何もしないまま帰国した後、また事件です。

不動産屋さん

あー先日の物件なんだけど、やっぱりレストラン営業できないっぽい!ガス通ってるはずなんだけど、今通じてないわー

わたし

え?????????

その数日後。

不動産屋さん

あ、やっぱり使えるみたいー!!

わたし

え?????????

不安というか、何と言うか、笑えてきたのが正直なところ。
これが聞いていた『フランスの洗礼』というやつか。。。
ふははははは!!負けない、負けないぞーーー!!(半分壊れる私)

もう、とにかく日本にいてもどうしようもなかったので、
再度フランスは出発することにしました。

今度は、長期1ヶ月!!
その間に動きがなければ、考えよう、そう思って…。

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